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RECOMMENDATION
FOR ALCHOLIC DRINKS C

東京農業大学大学院にて味覚の研究をし、日本酒・ジンの商品開発にも携わってきた山口歩夢氏。
「Mitosaya 薬草園蒸留所」のオープンデーでもご自身のお酒コレクションのテイスティングバーを開催し、お酒に造詣が深い彼がお酒を選ぶときのポイントを教えてくださいました。






ウォッカ、ジンを選ぶときのポイントを教えてください。


ジンを選ぶときのポイント

ジンの選び方として注目する点は、「ボタニカル」、「原酒」 です。

ボタニカル
ジンは蒸留酒にジュニパーベリーという木の実をはじめとした様々なボタニカルを用い、 再蒸留してボタニカルの香りをつけた蒸留酒です。 定義として、ジュニパーベリーを使用し香りをつけるということを守れば、他にどのような 素材を用いてもジンと呼べるという柔軟さがあります。 そのため、土地に根付いた植物を使うことができ、作り手の思いも乗せやすいお酒です。 一般的に、ジュニパーベリーコリアンダーシードオレンジピールなどを使うことが多い ですが、日本のジンでは柚子山椒生姜などを使用したものも多いです。 ジンを選ぶ際は、ボタニカルに何が使用されているかを確認し、好みの香りを見つけ出して も楽しいと思います。

原酒

ジンづくりには、すでに蒸留されて度数の高い原酒を主原料として使用します。 原酒の種類も自由です。一般的なジンには穀物を蒸留したニュートラルスピリッツ(ウオッ カに近いものです。)を使用しますが、日本のジンでは焼酎や泡盛を原酒に使用したものも あり、ブランデーを原酒に使用したものもあります。 原酒が違うと、やはり香りや口当たりが異なるため、好みの原酒でジンを選ぶのも楽しいで す。


ウイスキーを選ぶポイント

ウイスキーの味を見極めるコツは「原料」「樽」「ピート」「熟成期間」「度数」を見て理 解することです。

原料
ウイスキーの主原料はモルト(麦芽)です。 モルトのみで造られたウイスキーはシングルモルトウイスキーと呼ばれています。 、ブレンデッドウイスキーや、バーボンと呼ばれるウイスキーには、「グレーン」と総称さ れる様々な穀物が使用されていることがあります。 一概には言えませんが、シングルモルトウイスキーはしっかりとして重めの味わいで、グレ ーンが入ると軽く、華やかなものが多いです。



ウイスキーを熟成する樽が、何に使われたものなのかも、ウイスキーの香味や香りに大きく 影響します。それ以外に、木材の種類や形状、樽の焼成具合、すでに何回 使用されているかなど、様々な要素がありますが、ここでは簡単な、「何に使われていたか」 で選ぶ方法を教えます。

バーボン樽
最も一般的な樽です。バーボンは、「新樽」で熟成をかけなければいけない決まりがあるため、バーボンに使用された樽は世界中に輸出され、様々なお酒に使用されます。 バナナやバニラ等のような香りが出やすく、軽やかな酒質のものが多いです。
シェリー樽

スペインのシェリー酒を貯蔵していた樽で、この樽でウイスキーを熟成させると一般的に バーボン樽より濃い色になります。 香りも、ドライフルーツや紅茶などを連想させる、濃厚なものが多い傾向にあります。 最近では人気となり、希少な樽の一つとなっています。
ワイン樽

シェリー樽の高騰により注目されている樽です。 赤ワイン樽熟成のウイスキーは赤みが強く綺麗なものが多く、赤ワインに由来する渋味と 芳醇な香りが特徴です。 白ワイン樽熟成のウイスキーはあまり多くありませんが、繊細で綺麗なウイスキーに仕 上がります
新樽

まだ何にも使用していない、作ったばかりの樽です。主にバーボンに使用されます。ヴァージンオークとも呼ばれ、強い木の香りが付きます。

ピート
ピート(泥炭)は、名前の通り泥状の炭で、石炭の一種です。 主に古代の植物が堆積し炭化したもので、ウイスキーの麦芽製造工程でスモーキーなフレーバーをつけるために使うことがあります。 スコットランドのアイラ島のウイスキーの多くはピートによって香りをつけていて、独特のフレーバーが人気です。煙臭さが好きかどうか、飲んだことのない方は一度試してみるといいかもしれません。

熟成期間
ウイスキーは熟成期間によって価値が変わることが多いお酒です。 基本的には、熟成期間が長いほど色が濃く、味わいが深い傾向にあります。

度数
一般的なウイスキーのアルコール度数は 40~45°付近です。 しかし、ウイスキーの中には「カスクストレングス」と呼ばれるタイプがあり、50~60°付 近であることが多いです。 ウイスキーは一般的に、原酒を加水し、度数を落としてからボトリングされます。 カスクストレングスは、原酒を加水しなかった、「樽から出たままの度数の」ウイスキーの ことを指します。アルコール感が強い分、香りも濃厚です。


ウオッカを選ぶポイント

ウオッカは「「蒸留回数」「「原料」を見ることがポイントです。

蒸留回数
ウオッカは、度数を上げ、より純粋なアルコールに仕上げるために何度も蒸留を行います。 蒸留回数が多いほど、ピュアで雑味の少ないウオッカとなります。 世界一度数の高いお酒として有名な「スピリタス」は、70 回以上の蒸留を行い、限りなく ピュアなアルコールとなっています。

原料

ウオッカは様々な穀物果物などから作り出されます。 一般的にコーンが使われることが多いですが、ブドウを原料にしたウオッカ、ホエーを 原料にしたウオッカ等、様々なものがあります。