MUVEILが着想を得たのは、日本では《きらきら星変奏曲》の通称でも知られる、モーツァルトの《Ah, vous dirai-je, Maman》による12の変奏曲。
わずかな音から始まる旋律は、装飾やリズムを重ねながら表情を変え、やがて豊かな響きへと広がっていきます。
その美しい変遷を、一つのコレクションに重ねました。
静かな夜空を思わせるモノトーン。星の光を閉じ込めたような煌めき。ツイードの立体感や、艶やかな表面感が、夜空の奥行きを静かに映し出します。
変奏が進むにつれ、花々やティーカップの意匠が姿を現し、情景は少しずつ色彩を帯びていきます。
モーツァルトの音楽が響くサロンでは、人々が花々に彩られた磁器を傍らに語らいの時間を楽しみました。
そんな当時の宮廷文化に見られる優雅な装飾性を、淡いパステルカラーとともに表現しています。
ひとつの主題から生まれる幾重もの情景。
静謐から歓びへ。煌めきから彩りへ。ひとつの旋律から生まれる変奏の物語をお楽しみください。
■Stars
《きらきら星》の楽曲から着想を得た、流れ星や星座のモチーフを展開。
アクセサリーは複数のパーツをロウ付けで組み合わせ、ストーンや淡水パールを一粒ずつ丁寧に添えた繊細な仕上がりに。
デニムジャケットやカーディガン、カットソーには、ビーズやスパンコールによる手刺繍を施し、星々の多彩な煌めきを表現しました。
星座箔プリントやラメ糸を引き揃えたニットなど、星々の瞬きがさまざまな姿で響き合います。
■Tweed & Lace
夜空の奥行きを、立体感のあるツイードやサテンの艶、レースが生む繊細な陰影で表現。
ウールヤーンとリボンヤーンを織り込んだオリジナルツイードは、ドットのような凹凸とやわらかな膨らみが魅力です。襟付きジャケットやベスト、スカートのように着用できるAラインのショートパンツへと展開しました。
18世紀の宮廷文化から着想を得たレースブラウスは、襟や袖、裾にオリジナルレースを贅沢にあしらった一枚。レイヤードした際にも華やかなアクセントとして映え、装いにエレガントな奥行きを添えます。
ランジェリーをドッキングしたようなレース使いのプルオーバーや、コサージュ付きのツイードジャージートップスなど、クラシカルな装飾性を現代の装いへと落とし込みました。
■Sequins
モーツァルトの旋律に宿る透明感や、澄んだ音の響きを、クリアなスパンコールの輝きで表現。
ビーズとスパンコールで描いたフラワーモチーフは、職人の手仕事により繊細にあしらいました。ビスチェはブラウスやTシャツとのレイヤードで、華やかさを品よく楽しめるバランスに。
スパンコールスカートはシルバーとブラックを基調に、ランジェリーライクなレースの切り替えを加え、シックで奥行きのあるスタイリングへと導きます。
■Tea Cup
18世紀後半のヨーロッパで、磁器が芸術品として愛された時代背景から着想を得たティーカップモチーフ。
MUVEILが継続して取り組んできたスカーフプリントに、優美な絵付けを思わせるタッチで、スズランやイチゴなどのシグネチャーモチーフを落とし込みました。
スカートやカーディガン、カットソー、バッグへ展開するほか、ミニマルなノーカラージャケットには裏地として使用。モーツァルトの音楽が響くサロンで、人々がティータイムを楽しむ情景を、軽やかで艶のある素材感とともに表現しました。
■Pastel Colour
ロココ文化が好んだ淡いパステルカラーと、宙に浮かぶような大判の花柄から着想。
ローズプリントにバイアス状のフロッキーを重ね、ヴェルベットのような奥行きと軽やかな装飾性を表現しました。MUVEILでは新鮮なカラーパレットを、カジュアルなアイテムにのせて軽やかに展開。
低めに設定したベルト位置やタック使いでシルエットに変化を加えたデニムパンツ、ローズバッド刺繍を施したリブニットを合わせ、甘美な色彩を軽快でモダンなバランスに仕上げています。
■Monkey
ロココ時代に親しまれた、動物を擬人化してユーモラスに描く装飾様式「サンジュリー」から着想を得たモンキーモチーフ。ノーカラーカーディガンには、異なる毛足のボアやビニール生地、ビーズを組み合わせた刺繍で、表情豊かにあしらいました。かごバッグにもモンキーを添え、クラシックなムードの中にロココ文化に通じる遊び心を映したシリーズです。