MUVEIL×Mizuno


MUVEIL MAGAZINE
vol.42
MUVEIL × Mizuno
気品と機能の両立


エレガントなスタイルにも馴染むスニーカーを。老舗スポーツ用品メーカーである「ミズノ」とともに制作しました。



第2弾はシックな佇まいのブラックのサテンにホワイトパール。アスリートたちから長年愛されつづけられている「MIZUNO MR-1」の機能はそのままに、気品漂うアクティブシューズです。
今回はミズノにご協力いただき、インタビューさせていただきました。ミズノの誕生秘話から今回のコラボレーションについて伺います。


ミズノの創業は1906年とのことですが、きっかけを教えてください。


ミズノの歴史は、1906年(明治39年)に創業者・水野利八(みずのりはち)と弟・利三が大阪北区で「水野兄弟商会」を創業したのが始まりです。洋品雑貨のほか、野球ボールなどを販売していました。






技術革新とクラフトマンシップの融合を掲げ、良質なものづくりを大切にされておりますが、コラボスニーカーはどのようにして制作されているのでしょうか。


ミズノが持つブランド価値には、スポーツで培ってきたテクノロジーと共にバット削りなどに代表されるクラフトマンシップの側面があります。MUVEILさんとのコラボスニーカーは特にクラフトマンシップを重視し国内工場の職人が1足1足大切に作り上げています。国内工場で長年改良を続けてきた木型をベースに、代々受け継がれてきた木型に沿うパターン作成技術と各製造工程の職人の技が組み合わさリ、フィット感にこだわった洗練されたシルエットを生みだしています。



コラボスニーカーはスポーツスタイルスニーカー「MLC」をベースにされているとのことですが、スポーツスタイルの特徴を教えてください。


競技用シューズは1分1秒を競う競技者の為に作られていますが、そのテクノロジーやクラフトマンシップを日常で使いやすいデザインや機能に落とし込んだものがスポーツスタイルシューズです。 ミズノのスポーツスタイルシューズとしてのキーワードは「AUTHENTICITY」「INNOVATION」「JAPANESE」の3つがあり、今回ベースとなっている"MR-1"は、弊社が1970~80年代に発売していた、Mマークが付いたランニングシューズのアーカイブモデルです。最新の機能的な素材や構造ではなく当時のレトロなアッパーデザインを踏襲しつつ、エキスパートランナー用シューズのラスト(木型)を採用しています。




制作過程で難しかった箇所はどこでしょうか。


特に難しかったのは、パールの取り付けです。デザイナーの中山さんからアイデアを頂き、MUVEILさんのブランド名の由来でもあるスズランをイメージしたパールを取り付ける事は絶対に達成したいことでした。ただ弊社のシューズにこれまで大きな装飾品を付けた実績が無く、品質基準自体が存在しなかった為、金具や取り付け方を変えて実履き試験を繰り返すことで完成へと至りました。パール表面を傷付けることなくしっかり固定する作業は、国内工場で通常のシューズより時間をかけ丁寧に行っています。



コラボシューズを長く愛用するためのアドバイスをいただけると嬉しいです。


パールはしっかり付いているものの、どこかに引っ掛かると傷ついたり外れたりする恐れがありますのでご注意頂きたいです。汚れた時や雨に濡れた時にケアして頂き、長くご愛用いただきたいと思います。



ご協力いただきありがとうございました。

デコラティブなのにしっかりと設計されたコラボスニーカー。スニーカーを履くときは、カジュアルに偏ってしまうスタイリングの幅が広がります。足元も服装も自由に軽やかに。ご自身のスタイルに取り入れてみてはいかがでしょうか。

MUVEIL MAGAZINE vol.42はここまで。
最後までお読みいただきありがとうございました。